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【白】甲州2024

色づいた稲穂のような色合い、抜栓すると檜のような森林の香りの中に花の蜜やマスクメロンがあります。キンキンの辛口ではありません。ゆずのような柑橘の酸味と甘み、うま味のバランスがとれた味わいです。
タケノコやアクの強い葉物、天ぷらやおひたし、白身の淡白な川魚の塩焼き、、燻製したものでもいいと思います。寒い季節になれば、和風だしのきいた鍋やおでんにも合わせやすいと思います。
生産地域 長野 東御市
生産者 LES VINS VIVANTS
品種 甲州(山梨県南アルプス市産)
醸造 野生酵母、亜硫酸無添加、無補糖、無補酸、無濾過、無清澄
容量 750ml
アルコール度数 8.0%
(資料参照)
特徴
・山梨県南アルプス市産の甲州を購入して造った白ワイン。
・最初の4日間は全房でセミマセラシオンカルボニック。
・5日目でそのままホールバンチプレスし、果汁のみの発酵に切り替える。
・発酵は 500L の大樽で樽発酵、低温で進める。
・1ヶ月程度で発酵が終了、そのまま大樽で瓶詰めまでシュールリー。
・樽熟成10か月、ウイヤージュ有り。
・滓引き後瓶詰め。
・仕込みから瓶詰めまで一切の亜硫酸は無添加。
・アルコール度数は高くなくどこまでもピュアで繊細な味わい。綺麗で伸びのある酸が特徴的。和柑橘の香りに樽のニュアンスが良く溶け込んでいる。ほろ苦い味わいが心地よい。日本ワインらしさがとても良く出ている。
※実をいうと私荻野(貴博)は子供の頃から甲州ブドウが嫌いでした。酸っぱいブドウというイメージが強く残っています。それは大人になってからも同じで、甲州のワインを飲んでも薄く味気ない印象しかありませんでした。山梨出身ですが長野に引っ越したということで、初めはあえて長野県で甲州を造らなくてもという思いがあり消極的でした。
しかしながらご縁があり、実家近くの畑の甲州を頂けるということで(ベリー発光体2024のブドウ農家さん)甲州にチャレンジすることにました。
今回造るにあたって明確にイメージしたワインがあります。2009 年か 2010 年あたりにある甲州のワインを飲んだのですが、それまでのイメージが覆りました。旨味を凝縮した甲州を飲んだのはその時が始めてでした。私達も年を重ね、それなりに甲州のワインを飲んできました。私達なりの解釈で今できることを落とし込みました。
甲州は決して派手さはありませんが、料理に寄り添ってくれるいいワインだと思います。そんな仕上がりにりました。