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【赤】レ・コパン・グルグル2022
淡く透明感のあるガーネット色、クランベリー、さくらんぼ、木いちごのアロマほんのり酸味フレッシュな味わいです!これぞ薄旨!!是非「お友達とごくごく」そして、酸化防止剤不使用です。
生産地 フランス ラングドック
生産者 マス・デュ・シェーヌ
品種 サンソー100 手摘み/樹齢平均10年
発酵 熟成 全房でスミマセラシオンカルボニック 空気圧式圧搾セメントタンクで発酵・熟成
濾過あり・無清澄 SO2無添加
容量 750ml
vol 12.5%
(資料参照)
1年を通じてドメーヌの手伝いに来る友人達のために造ったレコパンシリーズでSO2無添加のキュヴェです。サンソーを全房でスミマセラシオンカルボニック後プレス、セメントタンクで発酵・熟成しました。淡く透明感のあるガーネット、クランベリーにさくらんぼ、木いちごのアロマ、ほんのり酸味が高く穏やかなタンニンとフレッシュな味わい、前vinよりもたっぷりのエキス感です。
コスティエール・ドゥ・ニームのサン・ジル近郊に65haを所有する20世紀初めから続く ファミリードメーヌ、Mas du Chêne(マス・デュ・シェーヌ)です。 初めて出会ったのは2020年1月、南仏モンペリエで開催されたテイスティング・サロ ン“Le Vin de mes amis(ル・ヴァン・ド・メザミ)”。長身でパンキッシュな女性がグイ グイくるな。全てのワインがとにかく明るい。SO2がどうだとか、ヴォラティルがどうだとか 難しいことが一切頭に浮かばない。ストレートな果実味とフレッシュな酸、重さは一 切なくグラスが進む。「これこれ!こういうのが欲しかったんだよなぁ」という言葉がポン と頭に浮かんだ第一印象をよく覚えています。 エマニュエル・ドゥロン(妻)は母が亡くなった後、1999年に実家に戻りブドウ栽培を 引き継ぎました。伴侶のリュック・ヴィニャル(夫)はワイン屋として働いていましたが、 2008年にエマニュエルとワイン生産をすることを決意、現在までずっと2人3脚でドメー ヌを切り盛りしています。所有する65haの土地のうち43haはブドウ畑、その中でも 16haが自家ボトルワイン生産用ブドウとして2010年以降ビオロジック栽培でブドウを 育てています。その他の27haの畑は現在ネゴシァン販売用になっています。オーガ ニックの正式な認証取得は2020年からです。
マス・デュ・シェーヌの畑の特徴は、
①森やオリーブ畑など、とにかく広くて豊かな自然に囲まれている事
②第4紀氷河期と温暖期が交互にあった時期を経て形成された赤い砂で覆われた土壌、グレスと呼ばれる石ころが畑のあちこちに見られる事です。
水はけがよく、地下水層に水がストックされ、近年心配される水不足などの心配が少ないです。そこで通常この暑い地域では栽培があまり考えら れないピノ・ノワールやサンジョヴェーゼなどの品種を植えることが可能になっています。
Marche Arrière(マルシェ・アリエール)というキュベ名にもあるように、エマニュエルとリュックは昔の人達の栽培方法に近づきたいと考え、自然にビオロ ジック栽培へ方向転換をしていきました。次世代の子供たちへ、素晴らしい自然環境にあるこの土地を残したいという目的もあります。剪定した枝は 砕かれ、土へ戻り肥料となり、除草剤や農薬などはやめ、ボルドー液や硫黄を必要最低限使用、虫対策は性別混乱法を取っています。 日本が大好きだという長身でツンツン短髪プラチナブロンドのエマニュエルの明るさと豪快さと思い切りの良さは、第一印象から強烈な印象を人に与 えます。伴侶のリュックはおしゃべりなエマニュエルと比べると控えめでおとなしい印象です。でも目力が強く視線がまっすぐで意志の強さが見える人で、 畑仕事に余念は一切ありません。ドメーヌ・デ・トゥールのワインが大好きな2人、アペラシォンの規定や周りの生産者たちの考えに影響されず、リラック スして、自分たちの大好きなワインを思うように造ることを心がけております。「なんでサンジョヴェーゼを造ってるの?」と聞くと「美味しかったから造りた いと思っただけよ。」という返事が返ってきます。 天然酵母での醗酵、ヴィンテージやブドウの状態に合わせながら、伝統的醸造法もマセラシオンカルボニックも取り入れて12ものアイテムを造ってい ます。この先の輸入セレクトももう少々増やしていく予定でいます。これからも自由な発想を持ち続けて色々なキュベが誕生していくことでしょう。味わ いも個性も間違いなく楽しみな生産者です。
総生産量は約70000本