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【白】セレクショネ パー マルク・テンペMT ヴァン L.01 プティ フルール 2023
名前の通りお花の香りがするアルザスの白、2005年から国内で大人気!ジャポン大好きビオディナミの巨匠、マルク・テンペこの方自身のワインはリリースを2022年よりしていませんが、この方が関わるワインに不味い物はあるのかしらと思うくらいです。
ゲヴュルツとリースリングのアルザスらしいセパージュ期待通りの美味しさです。
生産地域 フランス アルザス
生産者 ドメーヌ・マルク・テンペ
品種:ゲヴュルツトラミネール50%、リースリング50%(手摘み)
認証:ビオロジック、ビオテディナミ、エコセール、デメテール
醸造:自生酵母
全房でプレス、フードルで12ヶ月間発酵・熟成。
春に澱引き、濾過あり・無清澄、瓶詰めは2024年8月。
アルコール度数:13.5度
[資料参照]
ヴォ―ジュ山脈の砂利土壌の畑で育つゲヴュルツトラミネールとリースリングを全房でゆっくりプレスしフードルで12ヶ月発酵・熟成し、春に澱引きし瓶詰め前にフィルターをかけて瓶詰めしました。
クリアな黄色を帯びたグリーンイエロー色、マスカットやライチ、カリン、白い花のアロマ、ドライなアタックに香りがしっかりと拡がり旨味と控えめな酸味が溶け込んだ飲みやすい味わいで短めの余韻です。
ドメーヌ・マルクテンペはアルザス南部の中心、コルマールから7kmほど進んだ南西向きのツェレンベルグ村に有ります。
アルザスは南仏のペルピニャンの次に降雨量が少なく、乾燥した地域。
南向きの夏の畑は「目玉焼きが焼けるほど」暑いため、ブドウにもしっかりと糖度がのります。
標高は225~260m、粘土石灰土壌をベースに、ヴォージュ山脈の花崗岩や黄色みを帯びた石灰の混じる多様な土壌は、さまざまなブドウ品種に適合し、ミネラルたっぷりなふくよかな味わいを生み出します。
初夏、マルクの畑の土からはなんともいえない深い土の香りが漂います。
雑草も元気に生い茂り、ブドウの樹の根元には直径1cm弱のミミズの穴がポコポコ。
そう彼の畑はビオディナミ。
総面積8haの畑で、93年からビオロジック、96年からビオディナミに取り組む彼は、化学肥料や農薬をいっさい使わず、芽かきによる収量制限や夏季剪定も行ないません。
ブドウの樹が自分の力でうまいこと育っていくのを助ける以外は何もしません。
見れば樹には太ったエスカルゴ(かたつむり)も。
除草剤や化学肥料を使った近くの畑と比べて生き物の数は雲泥の差。
「おいしい畑はかたつむりも知ってるよ!」
太陽の光を一杯に浴び糖度が充分にのったブドウは9月に選果しつつ手摘み収穫。
房、茎をつけたまま優しく5~6時間かけてプレスします。
「テントウ虫が生きたまま出てこられるくらいやさしいプレスなんだよ」と彼は言います。
地つきの天然酵母で仕込むマルクのワインからは明るく前向きな温かさを感じます。